成年後見人がいれば、病院や自宅で容態が急変した時も安心?

もし、本人にはっきり意識があり判断が出来るようであれば、その後の治療もしてもらえると思います。
しかし、意識がもうろうとしていたり、そもそも意識が無かった場合、病院は治療をすすめることが出来ません。
なぜなら、医療行為を受ける際に同意が必要だからです。
同意をするのは、本人なのです。

成年後見人の仕事は「財産管理」と「身上監護」の2つです。

簡単に言うと、費用の支払いや不動産の売却などのお金の管理や、施設や入院先の選定、契約などの仕事です。

したがって、成年後見人には、医療行為の同意をすることはできないので、治療をすすめることができないのです。

目次